ナンパ男との恋~最終章~

「お前、こいつが
どんだけ若いと思ってんだよ?
あいつら2人は息子、で・・・俺が旦那。
家族構成理解できたか?
つーか、家にまで乗り込んでくるんなら
その女にでも
隣人情報聞き出せよー
どんだけ無計画なんだよ?」


そんな大笑いして言わなくても・・・・


「歩?何!?え・・・
知らなかったわけ?
でも、あの人に誘惑・・・
だから私と別れたいって・・・」



いやいや、誘惑してないけど。

っていうか、別れ話の種にされてたのか・・・


「あーそう、そうだよ。」


焦ったように
言い直しているけれど



「へぇ・・・
春菜がお前を誘惑?
どういうふうに?」


輝樹が男の方をバカにしたように笑い
問いかけている。


「その・・・・・」


「お姉さん、悪いけど
怒りの矛先間違ってねぇ?」


「でも・・歩が・・」


「男が何て?」


「隣に住んでる女に誘惑されて
本気になったから別れたいって・・・」


「だってよ?春菜」


突然そんな話を振られても
すごく困るんですけど。