ナンパ男との恋~最終章~

それからは、もう
幼稚園に行く時とは
えらい違いで
準備をするのも早い早い。



広樹は、そりゃ
子供らしさを見せず
いつも通りクールで
挨拶もなく行ったけれど・・



「じゃあ、かーたん
行ってくるねっ」


なんて


春樹までもが
あんな清清しく
楽しそうに笑顔で手を振るなんて

何だか・・・・・


何だか・・・、



あぁ・・・成長したなぁ。


という思いよりも


少しだけ・・・


寂しいと思ってしまうのは

自分だけの胸にしまっておこう・・・。