ナンパ男との恋~最終章~

「あ、コンビニ見っけた!
ちょっと飲み物買ってくるから
待ってて。
春樹も広樹も何でもいいでしょ?」


「あ、春さん
俺、炭酸よろしく」


「じゃあ、春樹も同じでいい?」


「いいよ」


「じゃ、買ってくるね」


別に、ここで待たなくても
一緒に行けばいいような気もすんだけど・・・


コンビニ前で
2人しゃがみこむように座っていると


案の定・・・・



「お二人って
兄弟ですか?」


女性軍団の登場だ。



こんなのシカトすんのが
一番いいんだけど・・・


広樹の場合は・・・



「そうっスよ。
やっぱ似てます?はは」


「すっごい似てるー
ね、ね、番号とか聞いてもいい?」


「いいよいいよ。」


やっぱ、食いついてるし。

こんなんだから
春ちゃんが俺も同類だと思うんじゃんか。