ナンパ男との恋~最終章~

そんな私と目が合うと
少し苦笑いを浮かべ


「ったく、お前
春菜に変な事言うなよ。
誤解して浮気でもされたら
たまったもんじゃねぇだろうが」


そんな事を
時田という男性に言うと

驚いたような表情で
輝樹の顔を見上げ


「へ・・・?
浮気されると気になるの?」



「は?当たり前だろうが。
お前も彼女か嫁が浮気したら
同じだろ?」



「自分は・・・別に・・・」



「お前・・・本気で好きな奴いねぇだろ?」



「え!?い、いるよ!?」



「いたら、浮気が気にならねぇはずねぇんだけど?」



「ちがっ、そりゃ
久保くんが浮気したら
すっごい嫌だけど・・」



・・・・輝樹が何で出てくるの?



私も輝樹も、唖然とし

変な空気が流れているこの状況を



「違うよ?久保くんが好きとか
そういうのじゃ・・・違う・・・」



時田という男性は
必死で弁解しようとするけれど


どんどん・・・墓穴をほっているのは事実で・・・