ナンパ男との恋~最終章~

「久保くんの奥さんも
ほら、ここ座って座って!」


「あ、はいっ」


って・・・

言われるがまま座るけど

ここ自分家なんだけど・・・。


「奥さん、久保くん
すごいんですよ!?」


前のめりになりながら
お酒を片手に
そう興奮気味に私の顔を見ている。


「久保くんの周り
もう~、俺なんて全然近寄れないくらい
人に囲まれれて
どさくさに紛れて
女どもなんて
ベタベタ久保くんの体に触りまくってるし
何なんですかね、あのクソ女ども・・・
そう思いません?」



え~っと・・・・・

なぜに、この男性が
話してるうちに怒ってるのか
よく理解し難いけれど・・・


とりあえず・・・・



「輝樹も男ですし
たまにはハーレム気分で
新鮮だったと思いますよ」



とか・・・輝樹の方を見つつ
心にもない事言ってみた。