ナンパ男との恋~最終章~

「すいません・・・っ」


正座をし
頭を深々と下げ始めてしまった。



「え、あの・・・
頭上げて下さい
あのっ・・!」


「この事は
久保くんには・・・」


「言いません、言いませんから!
頭上げて下さい・・・」



そう言う私と、

男性のやり取りを見ていた美穂さんは



「久保輝樹さーん。
春菜ちゃんが
男性に迫られてますよー?」


大声で、輝樹の方へ叫び

予想外の出来事に

私も、女性2人も、男性も

ただ、唖然としてしまっている。



その結果・・・・



「春ちゃん、大丈夫!?」

「春さん、何してんの!」


息子達が心配して
私の元へ駆け寄り


「おっさん、何
殴られてぇの?」


ブラック春樹が出てしまい
完全に笑顔が消えてしまっている。