ナンパ男との恋~最終章~

「ナンパで!?うそ・・・
久保くんがナンパ?
うそー・・・・・
中学校でも彼女途切れた事なかったよねー」


「うんうん。
すごかったよね」



そんな意気投合で
改めて話さなくても・・・



「おー、お前さおりじゃん!
こんなとこで何してんの?」


そんな会話の中
1人の男性が新たに現れた。



「時田じゃん。あんた
オッサンになったねーあはは
久保くんを見習いなよー」


「久保くん?ムリムリ
あんなん
普通じゃないって。
何かプチ整形とかしてんじゃないの?
じゃないと、バケモンだって」



「ばっ!?時田っ!」



思わぬ言葉に
2人の女性が慌てたように
男性の口を押さえた。


「な、なんだよ!?」



驚き、目を丸くして
若干怒っているようにも見えるけれど・・・



「この人、久保くんの奥さん・・」


「は?え?
うそ・・・・」


「あ・・初めまして・・・」


笑って何も聞かなかったかのように
そう男性に言うけれど・・・