ナンパ男との恋~最終章~

そして

お酒が入るにつれて


「久保くん、隣いい?」


「あぁ」


「俺の事覚えてる?」


「いや・・・わりぃ・・」


「だよね・・・
あ、この機会に
番号聞いてもいい?」


「・・・あぁ」


「あ、私も教えてー」


「俺も俺も」



輝樹に近寄ってくる人達が
徐々に増えてきた・・。


というか・・・


「あの・・・
双子なんですか?」


「あー、うん」


「年齢とか・・・」


「14」


「え!?うそ!?
私、16なんだけど
あの、携帯とか持ってる?」


「持ってるけど・・・」


「番号聞いてもいい?」


「・・・あー、うん」



春樹と広樹の周りには
同世代らしき
お子様達が集まっている・・・