ナンパ男との恋~最終章~

意外な話が聞けて
貴重な時間でもあったけど・・・


そんな話をしているうちに
コンビニへと着き、


「春ちゃん、アイス選んでいいよ」


「あ、うん」


何か、上下関係が
危うい感じになってるような・・・



「春樹、何買いに来たの?」


「ん?ジュース。
春ちゃんの半分飲んだから
また半分こしよう」


「え、別にいいよ」


「いいからいいから。
春ちゃん、アイス決まった?」


「う、うん」


コンビニの帰り道
買ってもらった
バニラアイスをスプーンですくいながら食べていると


「俺も一口食わして」


そう言いながら
口を開けて立ち止まった。


えぇっと・・・・

中2の茶髪少年が、母親に言う言葉じゃないような気も・・・・


でも、私にとっては
まだ幼い子供のようなもので・・・


考えることもなく
春樹の口にバニラアイスを入れたわけだけど・・・・


タイミングが悪かった。


そう・・・タイミングが。