黒「もう、これでいいかな…」

藍「まだや。」

黒「なに?何でも聞こう…」

藍「詩夢は何に怯えてる?」

黒「……っ……!」

渉「おい、聞いていいのか…?」

黒「い、いいよ。


  何でも答えるって言ったからね。





  私は光と仲間に怯えてる…

  私は名前の通り闇だ。

  だからこそ、闇の恐ろしさを知っている

  もし光になったとして

  一度闇を知った上で

  貴方達みたいに闇に怯えずに暮らせない

  そんな気がする…

  そして、さっきみたいに


  仲間を失うのが怖い…


 

  仲間が出来て

  守りたいものができて

  大切な物が出来て



  守れなかったらどうしようかと

  考えると怖い…


  デメリット、メリットを恐れて

  私は前に進むことが怖い…」