そう言って私は足を振り回し、


渡りの敵達を蹴り飛ばす




両手で自分の体を宙に浮かせて




敵達の後ろへ着陸





ショートパンツにキャミソールの私




キャミソールのヒモの真横には




赤黒い丸があって、




ドロドロと血が流れていた




武器を使われると



これは流石にこれ以上の傷だって免れない



だけど、



そんなのはどうでもいい




この中の奴らから


瞬発力のいい奴らだけを的確に倒す




そして、瞬発力の悪い奴らだけ残った時



私は千夏の居る階へ飛んだ


千夏の居る階は


私のいた部屋を



上から眺めることのできる


部屋のフチをかたどった


通路のようなところだから



私は千夏の反対側へ…



もちろん、

敵は飛んでは来れないから


仕方なく階段の方へ向かった




叶「千夏さん


  私の宝物は



  何が何でも返してもらいます」





千「ふっ


  でも、もう遅いわよ‥


  コイツラにはアレを飲ませたから…」





あぁ、そう