二人でコタツに入って、他愛ない話をする 「なんか飲む?」 俺が聞くと虹架は黙り込んだ 「……どうした?」 「あの、ね 赤ちゃん……いるの、お腹に」 「ま、じで……?」 「うん……」 「うわ……俺、パパになるんだ」 「ありがとう、虹架」 俺が父親になった瞬間だった。 一生忘れられないこと。