「そんな今すぐに分かるわけないじゃん」 私はうつむいた。 元の世界に戻るのも嫌だ。 けれど見知らぬ世界も怖かった。 ゆっくりでいいのなら ゆっくり確信して行きたかった。 「じゃあ、黙ってついて来な」 ネオは鼻で笑うと再び歩き出した。