先生と呼ばないで【完】




私の事を壁際まで追いつめて顔を近づけてくる。


180センチくらいある身長は、155センチの私がヒールを履いていても、見上げるくらい高くて。




「なっ…何言ってんの!?いい加減に…」



八神くんはゆっくりと上から顔を近づけてくる。

顔があまりにも綺麗だったから、私は体が硬直してしまい、動けなくなった。



「ちょっと隼人ぉー!?」




女の子の声がして、咄嗟に八神君の体を両手で突き飛ばした。




「いってぇっ…」



八神君は机に体をぶつけて痛がっている。



「えっ何!?斉藤先生じゃん!」



そう言って近づいてきた女子は、隣のクラスの早坂さんだった。


彼女はスタイルが良くて胸が大きい、今時の女の子だ。



八神君が好きそう…



「え!?もしかして…隼人、先生にも手出したの!?」



「ちょっ、早坂さん、誤解よ!八神君を探しに来ただけで…」



チラッと八神君を見ると、手を口にあてて笑っていた。



「そうそう、オレは若い子にしか興味ないから」