先生と呼ばないで【完】



シャーーッ!!


私は勢いよくカーテンを開けた。

今日は晴天で、太陽の日差しがサンサンと視聴覚室の床に差し込んだ。


これで目を覚ますがいいわ!



「うっわ!まぶしっ…急に開けんなよ」



八神君が目を細める。


栗色の髪の毛が、太陽の光に当たって輝いている。

染めてる割には綺麗だ。


「急に開けんなよじゃないでしょ⁉︎ 目を覚ましなさい!」



「…センセーさ、教頭に言われたんでしょ?」



ドキッとした。


…なんでわかるの!?



私の顔を見て、ニヤリと笑う。



「あいつもしつけぇなー。まぁ、今回も親父に言われてんだろーけど」



「わかってるなら…」



「悪いけど、オレは誰の指図も受けねーよ?」



ぐ…


こいつ本当にナマイキ。



「私は…あなたを更正させるように言われてるの」



「更生させる自信あんの?」



「………ええ」



そんな根拠、どこにもない。


京平が言うように、この子は本当に手強そう…




八神君はフッと笑いながら私に近づいた。



そして耳元で、


「せいぜい頑張って?」


と呟かれた。