先生と呼ばないで【完】



「そ、オレの尊敬する画家…かな」



「そんなの、昼休みとか図書室が開いてる時に借りに来なさいよ」



「やだよ、オレさ、人がいっぱいいると気が散るんだよね、だからこーいう誰もいない時狙って来てんの」




……なんて自己中なんだろ。




「あー、この絵とか最高」




そう言って私にそのページを見せてくる。



そこには女の人の裸の絵が描かれていて。


私は思わず目を背けた。



だって細かいところまでリアルに描かれていて…




「わざわざそんな絵見せてこなくてもっ…」



「あー、小春ちゃんさぁ、こういうの厭らしい目で見てるでしょ?そう思ってる小春ちゃんの方がよっぽど変態だよ、この画家はそんな卑猥なキモチで描いたわけじゃねーだろうし」