先生と呼ばないで【完】



もしかして…またサボり!?




「八神君っ!!!」




八神君は背中をびくっさせて振り返った。




「ビビった…なんだよ、小春ちゃんか」




「ねぇ、また寝に来たの?」




「は?違うし」




「だって、もう次の時間始まるじゃない!」




「あー…」と言いながら、壁にあった時計に目を向けている。




「八神君の考えてることなんてお見通しなんだからっ!」



「まぁ…小春ちゃんの授業以外は受ける気はないけどね」



「え?」



「でも、今回の予想は外れだな、小春ちゃん♪」



八神君が勝ち誇ったような顔で笑って、本棚から一冊の本を取り出した。



「目的はこの本。これが見たくてさ」



「ギュスターヴ・クールベ…?」