先生と呼ばないで【完】



わ、私ってば何てこと思ってんのよっ…


そんな私の行動を見つめていた八神君が再び笑い出す。




「…いいね、その反応。気に入ったよ」



そう言ってポケットからスマホを取り出す。



「…なに?」



「番号教えて?」



「はぁ!?」



「教えてくれるなら、今日の授業受けてもイイよ」



「…何言ってるの!?授業を受ける事は当たり前のことなのよ!?」



「うーん…じゃさ、センセーの担当科目って何?」



八神君…そんな事も知らないんだ。



「英語だけど」



「近々テストとかってある?」



「今日小テストやる予定よ」



「…じゃ、それで100点とったら教えて?」



100点!?


今まで一度も授業に出なかった人が100点だなんて。


絶対無理に決まってる。




「…いいけど。100点じゃなきゃダメだからね」



「ハーイ。じゃ、そゆことで」