そして、また独り言をブツブツ言いながら歩いてると、会場にやっと着いた。




はぁ…何かこれだけで疲れちゃった。



早すぎでしょ……ってツッコミたくなるくらいだ。




それと同時に、ゲームスタートの合図の放送が耳に入った。




『30分という短い時間でペアと巡りあっちゃってくださーいっ♪』





もちろん、放送の声の主は、社会の例の先生。




わわっ……声たっか~…わざとにしては酷い声…




「………………じゃ。お、俺行く」





風間くんはそう言い、逆の道へと進んでいった。




よぉーし、私も行くぞ!…………って…何?!この迷路みたいな道っ!





こんなの……無理に決まってる。





何だよ…この道。ぜーったい優勝でないよね~。本当にでなかったら笑っちゃう。



………って、こんなこと考えてる時間も無駄だよね!うん、進むしかないんだよ、きっと。





ポ、ボジティプに…ね!