【完】キミへの想い。

「も、もももちろん、断ったよっ…」




「へ、へぇ、あ、うん……」




何か動揺しすぎだろ、俺。




でも心の中で、実はホッとしてる。



良かった………




「風間くんっ……?」




はっ…と気づくと、ことねが間近で、



俺の顔を覗いていた。




っ!?




「どうかしたのっ……………?」



そう言って、心配そうな顔をする。





「だ、大丈夫だから!」




「そう……?」




窓越しなのに、こんなに顔近づけてきて…




こっちのことも考えてほしいわ…





理性ってものがあるんだよ。




天然かっ。






あ、そうだ。チャンスは今だ。





「あの……さ、この間は、ごめん、な」




そう言うと、ことねは思い出したかのように、少し悲しそうな顔をする。




「私…芳樹とは、ならないよ…」



え?





「なら、ない?」




「うん。芳樹はモテるし、もう決まってると思うし。それに……」



「それに…?」




「私が好…………じゃないし…」




え?何?



「ご、ごめん、聞こえなかった」




「なっ、なんでもない!」



何だよっ。気になる。