「あ、あの・・・」




風間くんは、控え気味に顔を覗きこんできた。




・・・・・・はっ!!



私、しがみつくなんて、



何てことを・・・!!




「ごめんなさい・・・しがみついて・・・」




私はちゃんと風間くんの目を見ながら謝った。



そして、離れようとした。




ぐいっ




「・・・えっ?」




なんで・・・



今度は、



風間くんに抱き締められたんだ。



「・・・・・・ご、めん」



風間くんはそう言うと、すぐ私から離れ、自分の部屋へ行った。




え、え、え・・・・・・。




あんなことされたら、




期待しちゃうじゃんか・・・