【完】キミへの想い。

はあ。



フラれる子も、もちろん悲しいと思うけど、



告白されたこっちも、返事をするのが怖いんだよ・・・



その男の子の切なそうな表情を思いだすと、私も悲しくなってくる。



どうすれば、いいのかな・・・



人間って、本当によく分からないな…





まあ、自分も人間だけど・・・・



__教室へ戻ると、友美達がニヤニヤしながら、言ってきた。



「また告白~?モテ子~」



「モテ期ってやつか・・・」



2人はブツブツ何か言いながら、



じろーっと私を見てきた。



な、なに・・・・?



「ことねって、断る時、どうやって言ってるの?」



え・・・・



そ、それ聞くの…?




「あ、えっと・・・好きな人、がいるって…言ってるよ」



そう言った途端に、2人は、


「「ええぇぇぇええええ!???」」



と、大声を出した。




そりゃビックリするよね・・・



言ってなかったし。




「知らなかったー!!誰ー!?」


と、みくちゃんが言う。


その言葉を被せるように、巨大な声で、




「なんで教えてくれなかったの~!?」

と、友美が言った。



こ、声でか・・・・



いつもの、か弱いあの声は、何だ(笑)



「き、聞かれなかったから・・・」


「そういうのは、自分から普通言うでしょ~!」


と、友美が当たり前のように言ってきた。



普通~っ!?