【完】キミへの想い。

「す、す、好きです!俺と、つ、付き合ってください!」



屋上に連れて来られた私は、ビックリすることもなく、聞き入れていた。




やっぱり・・・




そう、最近の呼び出しの内容は、



『コクハク』。




私の何がいいんだか・・・・




本当にいつもそう思う。




よく顔を見ると、結構なイケメンさん。




あぁ、この男の子絶対モテるだろうな…




私なんかに、言っちゃだめでしょ・・・




「ご、ごめんなさい!私、好きな人が


「いいんだ!好きな人がいても!2番目でもいいから…!」




・・・2番目でもっ!?




そんなことを言ってくる人は、初めてだった。



でも。



そう言われたからって、私の想いが変わる訳ではない。



「ご、ごめんねっ・・・あなたとは、つ、付き合えないの・・・。」



私は下を向きながら、そう言った。



「そっか・・・・ごめんな。聞いてくれてありがとう!」




そう言って、男の子は走っていった。




い、今の…可哀想・・・・だった、かな。




とっても、切なそうな顔してたし。