急に、風間くんは自分の顔を両手で隠した。




どうしたのかな…




「あの・・・」




私がそう言った瞬間に、風間くんは部屋を飛び出した。



えっ・・・・




さ、さすがに今のは傷つく・・・。



私、何もしてない気がするけど・・。


**

____部屋は静かになった。




あ。何か・・・眠い。



もうちょっとだけ寝ちゃお・・・・


まだ昼だし、いいよね。



そして私は、眠りについた。




『ことね・・・好きだよ』




そんな声が、どこからか、聞こえた気がした。




夢・・・かな。



私、いい夢見てるなあ。



風間くんの、声かな。



これが現実だったらいいのに。




そう思う、ことねでした。