【完】キミへの想い。

…誰?





「・・・・・・・。」






そこに立っていたのは、風間くん。





え、えーと…?




忘れ物かな。




風間くんは、何も言わずに、




水のペットボトルを差し出してきた。




えっ?




私に、くれる、ってこと…?





「あ、あ、あありがとっ・・・・・」




・・・・・照れるんだけど。





こんな私のために、わざわざ…。




優しすぎだよ、風間くん。





すると、風間くんは下を向きながら




私のベッドの横の椅子に静かに座った。




風間くんは、絶対に目を合わせようとしない。





そんなに嫌いなのかな、私のこと…