【完】キミへの想い。

そして『何故か』芳樹と寮へ帰り、部屋に入った。




「ただいま……」





制服のブレザーを脱ぎながら、部屋に入ると、春人くんがぷくっと頬を膨らませて座っていた。





「どうしたの…?」




首をかしげる私に対して、




「クラス」




クラス??




もしかして、離れたから寂しいとか?




「春人くんは、3組だよね」






「そう」





はぁ……と盛大なため息をついて、私を見る




「仲田と、仲良くしてんじゃねえ」





「……へ?」