すると、春人くんの肩はビクッと揺れた。



「マジで好き……ヤバイ。していい?」



『うん。』と、言う前に、私の唇は奪われた。



「んん~…!」


な、なんか…今日のは苦しい。



な、何か…春人くん慣れてる…?


私なんか息の仕方も知らないよ…!!



気づくと、背中にヒンヤリとした感覚が。んんっ?これって、



いつかにされた、壁ドン…だよね!?



春人くんはキスに夢中だ。気づいてないのかな……




私の小さな抵抗なんて、全く効かず、春人くんは一行にやめようとしない。



すると、急に春人くんの動きが止まった。



「ごめん。お、俺…………」


春人くんは、下を向きながらそう言った。



「春人くんって……キス慣れてるね?」


「へ?慣れてる訳ないじゃん。初だよ初!!」


は、初…?本当?じゃあ何であんなに慣れてたのー!?



「上手かった?」


ニヤリとして春人くんはそう言った。



「うん……」


訳がそう言って頷くと、春人くんはとんでもないことを言ったんだ。



「じゃあさ、ことねからしてよ?…」