呪われた碧眼人形

その頃、佳奈と紗央莉はトイレから一目散に逃げている最中だった。

「もういいでしょ?」

紗央莉が佳奈に言った。

「確かにもう逃げる必要はないかも。」

こうして二人は走ることをやめ歩き出した。

息はかなりあがっていた。

「愛子はどこにいるのかな。」

紗央莉がつぶやいた。

「フレッドの在庫があるかもしれない奥の部屋じゃない?」

「じゃあ奥の部屋に行ってみようか。」

二人は奥の部屋に向かって歩いていった。

そして一番奥の部屋に着くとドアを開けた。