愛子は悲鳴をあげた。 「誰か助けて」 しかし、声が紗央莉と佳奈に届いた気配はない。 愛子の目の前にはメアリーが山積みになっていた。 呪いが大きな塊となって現れているようだった。 誰かの助けを待つしかなかった。