「ねぇ、三人で本当に大丈夫?」

佳奈が心配そうに言った。

「私も怖いけど仕方ないよね。」

紗央莉が苦し紛れに言った。

「私はメアリーの呪いでずっと怖い思いをしてきたの。フレッドはきっとすぐに見つかるからしばらく付き合って。」

愛子が叫ぶようにして言った。

愛子の気持ちを知って他の二人は納得したようだった。

「ごめんね。」

「私もごめん。」

佳奈と紗央莉が謝った。

「いいから早くフレッドを見つけよう。」

愛子に促され、三人は前に進んだ。