愛子が回想しているうちに

西洋人形は見つかった。

透明のケースに綺麗におさまっていた。

長い茶髪に碧眼の西洋人形は

先ほど、ニュースで見たものと

まったく同じだった。

コイツが連続変死事件と関わっているのかと

思うと寒気がした。

愛子の恐怖の感情はピークに達していた。

さっさと処分してしまおう。

その気持ちは強かった。