呪われた碧眼人形

西洋人形を探しながら愛子は考えた。

なぜ、うちにあの西洋人形があるのか。

愛子の幼いころの記憶がよみがえる。

あれは確か、愛子が幼稚園に入って

間もないころに親戚のおじさんから

もらったものだ。

お人形遊びの好きだった愛子は

たいそう喜んだ記憶がある。

しかし、年をとるにつれて

お人形遊びに興味を示さなくなり

西洋人形はいつしか大事に押し入れに

しまわれた。

そして今、その西洋人形を再び押し入れから

取りだして、処分しようとしている。

いつかは処分しなければならないのだ。

ちょうどいいきっかけではないか。

愛子はできるだけポジティブになろうと

試みた。