呪われた碧眼人形

西洋人形の呪いによって香織は死んだ。

それは愛子にとって受け入れたくない事実だった。

次は私の番かもしれない。

愛子は自分も放火のような極悪な殺され方を

されるのかと思うと怖くなった。

香織には悪いが香織の二の舞にはなりたくない。

私はなんとしてでも生きる。

香織の分まで生きる。

そして、西洋人形の呪いの理由をつきとめてやる。

だから、呪いごときで殺されてたまるか。

そう強く思う愛子であった。