呪われた碧眼人形

愛子はとび起きた。

また、西洋人形の夢か。

ひさびさに夢に西洋人形が出てきた。

しかし、今回は様子が違った。

愛子は西洋人形が繰り返していた言葉を

思い返した。

「お前の大切な人は失われた。」

もしやと思ったが、そんなことはないと

思い直した。

そして、最後に西洋人形が言っていた

一言は愛子の耳に妙に残っていた。

次は自分が殺されるかもしれない。