呪われた碧眼人形

「そうだ、気晴らしに今度みんなでカラオケでも行かない?」

佳奈が提案した。

「いいね。賛成!」

紗央莉も嬉しそうにうなずいた。

「みんな、私のためにありがとう。」

香織の元気が少しだけ戻ったようだった。

その瞬間、昼休みの終わりを告げる

チャイムが鳴った。

それぞれが自分の席について

授業の準備を始めた。

愛子も同様に授業の準備をする。

そして、英語の授業が始まった。

しかし、愛子はまったく授業に集中

できなかった。

ずっと、香織と西洋人形の呪いのこと

ばかりを気にしていた。