呪われた碧眼人形

「でも、そういうこともたまにはあるでしょ?
偶然、西洋人形の噂が流れてる時とタイミングがかぶっただけよ。」

佳奈が香織の言うへんなことを否定してきた。

「そうよ。そんなに気に病むことはないでしょ。」

紗央莉も佳奈に同調する形で香織を励ました。

しかし、香織は続ける。

「それだけじゃないの。」

愛子はまさかと思った。

香織に危険なことが立て続けに起こってるなら

それは西洋人形の呪いの可能性が高い。

「どういうこと?」

愛子は思わずきいた。