呪われた碧眼人形

「実は私の家にその西洋人形があるんだ。」

一同は押し黙った。

まさかという感情が香織以外の三人に

漂った。

まさか自分以外に近くに西洋人形を

持ってる子がいるなんて。

そう思った愛子は三人のなかでとく

驚きが大きかった。

「でも、迷信なんだから、西洋人形があるからってビクビクすることはないでしょ?」

紗央莉が香織を元気づける。

西洋人形のことは本当は迷信なんかじゃない

かもしれない。

と愛子は思ったが口には出さなかった。

香織を怖がらせるようなことは

言わないことにした。