この日、1日はとくになにも起こらなかった。

通学中に事故にあうことも

学校で大怪我することもなかった。

いつも通りの日常生活に戻ったのだ。

愛子は安堵した。

だから、愛子は学校でいつも通り

明るく振る舞うことができた。

こうして事故だらけだったあの日から

3日が過ぎた。

愛子は西洋人形のことなど忘れかけていた。

西洋人形の夢を見ることもなかった。

そんな時、愛子は学校から帰宅した。

そして、自分の部屋に入った時だった。