呪われた碧眼人形

しかし、西洋人形はまったく

燃えて無くなる気配を見せなかった。

炎の中で碧眼が光るだけだった。

燃えない西洋人形はものすごく

不気味だった。

愛子はただただ怖さでぼうぜんと

するばかりだった。

このままでは火事になってしまう。

そう気付いた愛子はバケツの水で

炎を消し止めた。

西洋人形はあれだけの炎に放り投げられた

にも関わらず無傷だった。