呪われた碧眼人形

しばらくして愛子も保健室を退出した。

愛子は家への帰り道、考えごとが

止まらなかった。

今日は朝から妙な事件ばっかり起きている。

しかも、どれも命に関わることばかりだ。

自分がこうして生きていることが

不思議なくらいだ。

やはり、私も変死してしまうのではないか。

あの西洋人形が私を殺そうと

しているのではないか。

保健室の夢を思い出すと

そのような気がしてきた。

しかし、自分は死んでいない。

あの西洋人形は私に特別な力があるような

ことを言っていた。

まぁ、すべて夢の中の話しなのだが。