呪われた碧眼人形

「愛子、大丈夫?」

佳奈がお見舞いに来てくれたのだ。

佳奈だけじゃない。

同じクラスの香織や紗央莉も

来てくれた。

香織も紗央莉も愛子と仲の良い

友達だった。

「うん。もう大丈夫だよ。」

「そっか。良かった。」

友達たちが安堵の表情を浮かべた。

「ところで今、何時?」

愛子は疑問を口にした。

「もう5時ごろよ。」

佳奈の答えに愛子は驚いた。

もう学校はとっくに終わってる

時間だった。

「お見舞いに来てくれてありがとう。もう少し休んでから帰ろうと思う。」

「そう。じゃあ先に帰ってるよ。お大事に。」

友達たちが保健室から退出した。