呪われた碧眼人形

「もう少しで死んじゃうとこだったよ。」

「うん。教えてくれてありがとう、佳奈。」

愛子も佳奈も今この状況を

かみしめていた。

一歩間違えると間違いなく死んでいたのだ。

愛子は佳奈に心から感謝した。

そして、今日という日の不吉さを

思い知った。

少なくとも今日で2回は冗談抜きで

死にかけている。


愛子と佳奈はこの場を逃げ去るように

学校へ急いだ。