『どのペアも仲良さそうだなぁ!
じゃあ。。。このクラスからもカップルを増やすために!!
明日の日曜日 ダンスパーティーの衣装買ってきてくださーい!もちろんペア同士で♡』

『えええぇぇぇー!?』
『やったぁぁぁ♡/////』

あちこちでブーイングと歓喜の声が
聞こえてる。

私は笹原と?

私服さらすのやだなー。。。

何か言われそうだし!


『ちょっと!!それはやりすぎじゃないの?
いちいち面倒くさいのよ。』

『詩織里?!』

すごい顔で提案者を睨みつけている。

詩織里。。。?そこまでやなの?結城のこと。。。
それともー。。。

『シンデレラ、そこまで怒るなってーそんなに俺がやならペア変わるか?』

『あんたは黙ってて。』

私は分かった。詩織里ー。。。私のために?

私が結城との事うらやましがるから?


だから、あんな事言ってるのー。。。?

『詩織里!大丈夫って言ったじゃん!私は全然気にしてないよ?占いじゃん!ただのー!』

『璃瑠。。。』

『何か探ってきてよ?結城のタイプとか!』

こっそり詩織里に耳打ちした。

詩織里は私が話すと頷いて

『みんなが賛成なら私は別に大丈夫だから。みんなの意見もしっかり聞いてよ?』

と 提案者に話した。

詩織里は優しい。。。毒舌だけど、裏腹に優しい心で私を応援してくれる。


その後賛成派の方が多くて決まり。

でもやっぱり複雑だなぁ。。。
好きな人が友達とデートなんて。

『花宮!俺らどこに買いに行く?』

『うーん。。。どこがいーかなぁ?』

『俺 イー場所知ってるから☆
エスコートするよ?』

『。。。』


コイツ。。。みんなの前だからってキャラ
作ってんな。

エスコート何て笹原にされたら。。。

身長的にお母さんと子供になっちゃうじゃん。

よーし ここは。。。

『ありがとう 笹原が相手なら私。。。
張り切っちゃおうかな/////』

自分で言っといて気持ち悪い。。。吐き気が。

てか、私 女優向いてるかも?

まぁ 本当は。。。

笹原が相手になったら、私 シングルマザーになっちゃうよーって言いたいけど。

さすがにそれは可哀想かな。

『じゃあ、明日の事話すからこっち来て?』

『は。。。?』

ガシッ


『ちょっ。。。え!?キャー!!』

『キャーーーーー輝夜がーーーぁ』

女子の悲鳴をかき分けて廊下に
引っ張りだされた。

『お前 さっきのよほどキモかったぞ。』

『あんたもね?よくあんな俺王子様なんです☆キャラが出るわね。その腹黒から。』

『お前こそ!何が張り切っちゃおうかな/////
だよ!照れてんじゃねーよ!こっちが照れるだろ!』

照れる?

『あ。間違えた。違う!お前なんかクソ野郎に照れるなんて一生ねーからな!?
わかってんのか!?』

『。。。』

コイツ。。。コイツ。。。

これが裏の顔で本物の素顔なら。コイツは。。。

ツンデレじゃん!!

ニヤニヤしてたら

『とにかく!明日は朝倉公園広場前 10時な!あと、ニヤニヤしてて、キモいぞ』

と言って反論する前に走っていってしまった。
逃げ足の速い奴!

『あっかんべーだ!』

アイツの後ろ姿に舌を出してやった。

どうしてアイツがモテるのか。
本当に議論したくなってきてしまった。