私と敵と好きな人と



けどけど……!

彼女っていくら嘘でも…!無理あるよ……


薫の彼女になりたくないしっ!

っていうのもあるけど、それより

なんて私、不釣り合いな彼女よ……


優太と話してる時もそう。


一生釣り合う女の子にはなれない…と思う


また、私たちは適当に歩き出した


「薫ってさ~、好きな人とかいないの?」


『は?何いきなり』


「ん?何となく」


『これといっていねぇな~』


ぼーっと、空を眺めながら薫は答えた