私と敵と好きな人と



『まあ、仕方ねぇからさっさと合流するぞ』


少しだけ笑って薫は外を向いた


そうだ、皆と合流してしまえばいい話なんだから

優太にも会えるし……


けど……なんか心残りというか…何というか…

ふぅ……変な気持ち


『ついたぞ…』


「ん」


『今度は降りろよ?』


「分かってる!!」