私と敵と好きな人と



「なにそれっ!薫のバカっ!」


『うっせぇ、バカ柚帆』


『小野町もそんなに怒るなって』


怒る私と、睨む薫。そしてほんわか笑う優太


どこか幸せなのにどこか寂しい。


「っていうか、なんでバスケやってたの?」


『あーそれはだな』


疑問だったことを2人に問うと、薫が苦笑いした後、優太がさらーっと答えた。