あれから3日間。

私たちはずっと一緒にいた。


多分太陽君が東京へ帰ってしまうまでずっと一緒にいれると思う。



なぜなら、お母さんに了承を得て私の家に太陽君を泊めることにしたから。


事のいきさつは付き合い始めたあの日。



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「あらあら。たーくんとお付き合い?」


「う、うん・・・そうなの!」


「絶対大事にします!!」


「うふふ。頼んだわよたーくん。・・・そうそう。言い忘れてたんだけど、たーくんうちに泊めてあげればいいんじゃない?」


「はい!任せてください!・・・って、え!?いや、僕はホテルに・・・」


「お金もかかっちゃうでしょ?」


「そこら辺は別に!冬休みの為にバイトで一生懸命金稼いできたんで!」


「あら。親さんの力は借りてないの?」


「・・・もちろんです。僕はあまり借りを残したくないので」


「だったらなおさら。ひなたと付き合うことにもなったんだし、ぜったいうちに泊まった方がいいわ。私とひなたとタローの二人と一匹暮らしも結構寂しいものなのよ」


「わ、私も太陽君と一緒にいられたら・・・嬉しいかも」


「ほら!ひなたもこう言ってるし。どう?」


「・・・じゃあお言葉に甘えます!」


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そう言ってすぐにホテルに断りの電話を入れた太陽君だった。


私は夜も一緒にいれるということにすごく浮かれていたけど、実際は一つ屋根の下というドキドキ展開だってことに気付いたのは結構後のことだった。