【完】恋の太陽、愛の月




「ひなたっ!!!」


「・・・!?」



暗かった病室が明るくなる。

私は床に座り込んで泣いていた。



カードを抱きしめて。




「探したぞ・・・。いなくなってたから」


「・・・」


「・・・おばさんは今霊安室にいる。明日引き取ろう。葬式とかお通夜とか、俺も手伝うし・・・。って、こんなことが言いたいわけじゃないんだ。ごめん」


「・・・」


「とにかく戻ろう。寒いだろ?風邪引くぞ」


「・・・」


「おい、ひなた・・・」





私は立ち上がり咲夜を抱きしめた。


「咲夜ぁ・・・」


「ひな、た」




知らない所で、咲夜は動いてくれていた。


言ってくれればよかったのに内緒で。




「大丈夫だ・・・。俺がいる」


「うん・・・うんっ」



お母さんからのカードは私の涙で濡れていた。