【完】恋の太陽、愛の月




その後は沈黙だった。


無事に駅に着き、咲夜に最後にお願いをしておいた。




「送ってくれてありがとう」


「帰ってきた時も迎えに行くよ」


「本当?嬉しいなぁ。だったら初めからひなも車に乗っけて来てくれればよかったのに」


「ああ、いや。あの時は・・・俺が家にいなかったし」


「まぁいいけど笑。あ、そうそう。ひなのこと色々と手伝ってあげてね。僕がいない間は無理しそうだしさ。お母さんも入院してるしお店もあるし・・・断られるかもしれないけど助けてやってほしい」


「・・・分かった」








たった数日間。


数日間だけひなと離れるだけだ。





何も起きない。


起こるはずがない。





ひなを信じよう。

咲夜を信じよう。