【完】恋の太陽、愛の月



「・・・でも、お母さんのお見舞いもあるし。お店も休んじゃったらお得意の人たちもがっかりしちゃう。あ!でも太陽君のおうちの人たちにも挨拶したい!!・・・けど」



僕は僕の勝手な思いでひなを困らせてしまった。


・・・何を僕は焦っているんだ。

ひなは今僕のものなんだから心配する必要ないだろう。



例え咲夜とひなの間に何かあったんだとしても、ひなは僕の事を好きだと言ってくれたんだ。


何があっても怖くない。



大丈夫。

大丈夫だ。




「ごめん。急すぎるよね笑。でも、いずれは・・・一緒に東京に来てくれる?」


「・・・うん!行く!!」


「良かった。あ、じゃあもう行くね」


「・・・分かった」


「じゃあ連絡するから!」





最後に僕はひなの額に軽くキスをした。


ひなは幸せそうな笑顔を僕に見せる。

それだけで心がいっぱいになった。




名残惜しいけど、僕はひなを置いて家を出た。